AV女優をしていると、あれは本当だったの?それとも演技?という質問をよくされる。本当のことを言えば、100%演技の時もあればそうでない時もあるけれど、AV女優の模範解答としては「えへへ、あれは本当です」というのが多分正解だ。
私はお笑いが好きで、よくバラエティを見たり芸人さんのラジオを聴いたりする。当たり前だけれど、芸人さん同士の会話にはボケやツッコミがあり、テンポよく面白く進んでいくからすごい。芸人さんは面白い話をするために、ときに嘘をつくこともある。明らかに作り話だなあとわかる話もあるけれど、嘘だと気づかれないような話も中にはあるだろう。ボケるために大げさな嘘をつくこともある。私はそういう芸人さんを見る度に、ものすごいサービス精神だなあと思う。面白い話をするために、面白い場を作るために、誰かを笑わせるためにつく嘘は、嘘というよりもはや高度なサービスだ。
自分の仕事を芸人さんと比べるのは忍びないけれど、そもそも人とのコミュニケーションには多かれ少なかれサービス精神が必要だ。相手にどういう風に話せば伝わるか、どうすれば相手に居心地がいいと思ってもらえるか、相手のことを考えて行動するときはサービス精神が働いている。おそらくこのサービス精神が旺盛な人が一般的にコミュニケーション能力が高いと言われているのだと思う。とはいえ、このサービス精神は相手によってムラがあるのが普通だ。好きな人にはサービス精神が旺盛になるけれど、嫌いな人にはむしろできる限りサービスしたくない。サービス精神を働かせるというのは、相手への優しさや思いやりでもあるのだ。
そしてこのサービス精神はもちろん性の営みの中でも発揮される。相手に満足して欲しくて声をいつもより出すこともあるし、相手がやって欲しいことをやってあげたりする。私は仕事ではかなり大げさに表現するけれど、これはAVに限らず、どこでもあり得ることだ。そしてAVに限らず、男の人は相手のリアクションが本当だったか演技だったか知りたがるけれど、嘘だったとしても「本当だよ」と言ってくれるサービス精神の優しさを素直に受け取って欲しい。
ソース
https://www.zakzak.co.jp/smp/ent/news/201030/enn2010300003-s1.html
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