「夜の街関連」の感染が北海道イチの歓楽街・ススキノにも広がってしまった。15日に北海道内で感染が確認された13人のうち11人がススキノにある同じキャバクラ店の従業員と客だったことがわかった。UHB北海道文化放送は「1日30人から40人の客が来ていたとみられ、札幌市では2週間で濃厚接触者が600人程度いる可能性がある」と報じている。
札幌ススキノのセクシーキャバクラでクラスター発生
道内27例目、札幌市内では14例目のクラスターとなるが、ススキノでは今年3月に確認されたライブバーに続き2か所目のクラスター発生となる。いわゆる接待を伴う夜の店でのクラスターは北海道で初のケースだ。
現在感染が確認されている人数はまだ多くないものの、濃厚接触者は600人程度になるとみられ、今後さらに増えていくことが予想される。
店の同意が得られていないとの理由から店名は非公表だが、「どこの店かわからないと感染が広がる」との批判の声が上がっている。しかし、ネット上ではすでに該当する店を特定するような動きもみられ、いわゆる“セクシー系”だという情報もある。地元のテレビ局HTBでは、「女性による接待がある風俗店」とはっきりと報じていて、濃厚接触者が多数いたという事実は避けられなさそうだ。
濃厚接触者600人。店名を公表しなければ感染は拡大する
濃厚接触者が600人もいるというのに、札幌市はなぜ店名を公表しないのか。該当する店は1人目の感染発覚後も13日まで営業を続けていたといい、明らかに確信犯で、店名を公表される責任はあるはずだ。
また、今後感染者が増えたとしても、「女性からセクシー系の接待サービスを受けていました」とはなかなか言いづらい。結局、「感染経路不明」にカウントされてしまう。
今年2月に大阪のライブハウスでクラスターが発生した際、大阪府は店の名前を公表。ライブハウスは大バッシングを受けたものの、そこから感染経路が細かく判明し、感染拡大を食い止めることができた。
しかし、東京の新宿歌舞伎町もそうだが、「夜の街関連」の店名はなぜか好評されない。ススキノのキャバクラ店は濃厚接触者600人。たとえ店舗側が拒否したとしても、強制的に公表するべきではないだろうか。
さらなるクラスター発生を心配する声
この報道を受け、ネット上では感染拡大を心配する声が多数上がっている。ススキノという北海道を代表する繁華街だけに、他県から訪れていた人もいるだろう。その人たちが地元へウイルスを持ち帰ってしまえば、またあらたなクラスターが発生してしまう可能性は否めない。
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