居酒屋チェーン店「八剣伝」の元店長の男が、女性客に多量の酒を飲ませてわいせつな行為をした罪に問われている裁判で、検察は懲役6年を求刑しました。
大阪府吹田市にある「八剣伝JR岸辺駅前店」の店長だった岡本陽介被告(49)は、2020年1月、店内で女性客(当時22歳)を泥酔させてわいせつな行為をした準強制性交の罪に問われています。
7月10日の裁判で、検察は「若い女性に親切を装って多量の酒を飲ませて乱暴するなど、極めて悪質な犯行」と指摘。「岡本被告のゆがんだ発想を矯正するためには、長期間の服役が必要不可欠」として、懲役6年を求刑しました。
また、被害を受けた女性の代理人弁護士は「裁判でも肝心な内容については『記憶がない』と話すなど、岡本被告が反省しているとは思えない」という女性の言葉を代弁し、厳罰を求めました。
一方、弁護側は「罪を認めて被害者に謝罪している」として、執行猶予付きの判決が妥当だと主張しました。裁判の後、「改めて被害者に何か言葉はないか」という記者の問いかけに対し、岡本被告は無言を貫きました。
判決は8月19日に言い渡されます。
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